FC2ブログ

一対

根津美術館で2月11日(火)まで開催している
「〈対〉で見る絵画」展へ行きました。
狩野山雪筆「梟鶏図」に描かれた梟のとぼけた目が可愛かったです。
極端に湾曲した松の枝にとまる夜行性の梟と竹を背景に画面を斜めに走る屋根の上で朝を告げる鶏。左右の幅で、構図やモチーフにさまざまな対比をしかけ、対の関係を強調しているそうです。

20202201.jpg
狩野山雪筆「梟鶏図」2幅 紙本墨画淡彩
日本・江戸時代 根津美術館所蔵

東洋の絵画には、2幅対(ふくつい)や3幅対など、複数の掛幅からなる対幅や、右隻と左隻で1双となる屏風など〈対〉で成り立つ作品が数多くあります。対幅は全体としてだけではなく、単幅や異なる組み合わせでも鑑賞できる性質をもっています。そのため、伝来の途中で4幅対が2幅ずつに分割されたり、あるいは逆に別々の作品が組み合わされて対幅に仕立てられるということもありました。 -根津美術館説明文より-

池大雅 「寿老・四季山水図」を見て、「池大雅は、宮川香山の絵付けのルーツとも考えられる。」と眞葛ミュージアムの館長が話していたことを思い出しました。
香山は幼少時代、京都真葛ケ原の双林寺画僧 義亮に絵と書を学んでいました。その義亮の父 月峰が、池大雅の弟子で池大雅から画を学んでいたそうです。
詳しくは、館長のブログをご覧ください。
▷▷http://kozan.blog.ss-blog.jp/2009-01-19

202022.jpg
池大雅筆 「寿老・四季山水図」5幅 絹本墨画淡彩
日本・江戸時代 出光美術館所蔵

眞葛焼の作品にも「一対」の作品がございます。
「一対」とは、二つ揃ってひと組として扱われるもののことです。
現在展示中の「一対」の作品の中から「鷹ガ巣細工花瓶一対」をご紹介いたします。
巣の中で三羽のヒナが口を開けて、親鳥の餌を待っています。巣や幹にはうっすらと雪が積もっています。
ミュージアムショップ前に展示しており、ケースに入っていないため
親鳥の視線の先や爪の鋭さなど、細かな部分までご覧いただけます。
一対のうちの一つでも見応えがありますが、二つ並ぶと迫力が増します。

20202202.jpg
初代 宮川香山「鷹ガ巣細工花瓶一対」
明治9年頃〜明治15年頃

20202204.jpg
右側の親鳥とヒナ


スタッフO

コメント

非公開コメント

ミュージアムのご案内

営業時間 10:00~16:00 土曜日、日曜日のみ開館 (但し年末年始など休館あり)

所在地 横浜市神奈川区栄町6-1 ヨコハマポートサイド ロア参番館1F-2

宮川香山 眞葛ミュージアム
書籍のご案内
「世界に愛されたやきもの MAKUZU WARE 眞葛焼 初代宮川香山作品集」神奈川新聞社より発売中
リンク
カレンダー
01 ≪│2020/02│≫ 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンク
QRコード
QR