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東京国立博物館 「琉球」と「常設展」へ

東京国立博物館 平成館で、5月3日(火)〜6月26日(日)まで開催の「沖縄復帰50年記念 特別展 琉球」を見に行きました。
琉球・沖縄の文化財などが、過去最大規模の約360点以上展示されていました。全て見るのに2時間かかりました。

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一番興味深かったのは、旧円覚寺(琉球王家の菩提寺・沖縄戦で壊滅)の吉野右京作、釈迦如来および文殊菩薩・普賢菩薩坐像です。普賢菩薩坐像以外頭部がありませんでした。
終戦後、瓦礫の中から木彫片を収集したそうです。

琉球国王 尚家の国宝「尚家宝物」が一堂に会していました。「尚家宝物」の展示室は撮影可能でした。
煌びやかな作品が多く、琉球の繁栄を物語っているかのようでした。

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国宝 紅色地龍宝珠瑞雲文様紅型綾袷衣装
第二尚氏時代 ・18〜19世紀

振袖に仕立てられた王族の少年の衣装です。
宝珠を携えた双龍文様は、王家を象徴する文様でした。

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国宝 「美御前御揃 御玉貫(うたまぬち)」
第二尚氏時代 ・18〜19世紀

御玉貫は、ガラス玉を編んだ錫瓶。お酒などを入れ、酒器や食籠とともに「三御飾」の道具として使われました。

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国宝「黒漆葡萄螺鈿箱」
第二尚氏時代 ・18〜19世紀

色紙を重ねた形の香箱。表面、内面とも黒漆塗り。
薄貝の螺鈿で葡萄文様が描かれています。

以前、久高島へ行った際、同じ船に乗っていた女性が持っていた本がずっと気になっていたのですが、その本「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」がミュージアムショップにあり、購入しました。
いつかまた久高島へ行きたいです。

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木喰「木喰自身像」江戸時代(1804)

東京国立博物館の常設展も見応えがありました。
本館14室「創立150年記念特集 収蔵品でたどる日本仏像史」と、本館11室「彫刻」には、仏像がたくさん展示されていました。奈良・秋篠寺の十一面観音菩薩立像も見ることができました。
円空作「如来立像」や木喰作「木喰自身像」もありました。
常設展を全て見るのに、2時間半かかりました。この日は、東京国立博物館の展示を満喫しました。

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本日のお花は、檜扇水仙(ヒオウギズイセン)です。
葉が檜扇の形に、花が水仙に似ていることから、この名前がついたそうです。鮮やかなオレンジ色が素敵ですね。


スタッフO

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