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応挙の子犬・芦雪の子犬

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12月2日(土)〜2月4日(日)まで山種美術館で開催していた「癒やしの日本美術-ほのぼの若冲・なごみの土牛-」を見に行きました。伊藤若冲の作品は5点展示されていました。チラシ表紙の左上「伏見人形図」や右下の「布袋図」がユーモアたっぷりで、とても可愛いかったです。「動植綵絵」を描いた人と同一人物とは思えない程、ほんわかとした優しい作品でした。
「伏見人形図」は、京都伏見に伝わる土焼きの伏見人形の布袋さんが描かれています。このゆるキャラのような布袋さんグッズが山種美術館のミュージアムショップにたくさん販売していて気になりました。

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長沢芦雪「菊花子犬図」18世紀(江戸時代)

長沢芦雪の作品1点のみ、撮影が可能でした。まるで、子犬がおしくらまんじゅうをしているかのようで、見ていて和みました。

じゃれあう9匹の子犬たちが何とも愛らしい。子犬は芦雪の師である円山応挙が得意とし、人気を博した画題である、芦雪は応挙の子犬の表現を踏襲しながらも、のびやかに、愛敬たっぷりな姿で描いている。つぶらな瞳、やや開いた口元、微笑ましい後ろ姿、どの子犬にもかわいさがあふれ、見る者を惹きつける。
-山種美術館解説より-

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円山応挙「竹に狗子波に鴨図襖」(一部分)

2020年にアーティゾン美術館で見た円山応挙の子犬です。好みもあると思いますが、円山応挙が描く子犬の方が、子犬のポーズ、ふわふわとした毛並み、瞳などがリアルで、可愛さが倍だなと思いました。

2月6日(火)〜3月31日(日)まで、九州国立博物館で「生誕270年 長沢芦雪」が開催中です。後期には、伊藤若冲「象と鯨図屏風」円山応挙「藤花図屏風」も展示されるそうです。とても気になります。東京にも巡回するといいのですが…。

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二代 宮川香山 「仁清意福槌」
大正6年頃~昭和15年頃
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本日は、二代 宮川香山の香合「仁清意福槌」をご紹介します。片手に収まる程のサイズです。
仁清意とは、野々村仁清の写しの作品のことです。先人の作品を単に真似るだけではなく、香山作品特有の繊細さ、愛らしさを作品に込めているとのことです。全く同じ作品を作るというわけではないのですね。今回は、箱書も一緒に展示しております。

初代宮川香山は海外への輸出用に陶磁器を製作する傍ら、国内向けにも仁清・乾山写しの作品を生涯制作し続けた。
初代宮川香山の父眞葛長造は、京都で仁清写しの作品を得意とし、京焼の名工と呼ばれていた。その技は眞葛窯に代々引き継がれていく。初代宮川香山は、国内向けに茶道具などの作品も数多く残しており、特に江戸期を代表する名工・仁清や乾山の「写し」を数多く制作した。写しとは先人に学ぶという考えの下、単に形を真似るのではなく、その精神をも習得するよう制作し、そこに独自の解釈や魅力を加えながらつくり上げるものである。
-眞葛ミュージアム解説より-


スタッフO
ミュージアムのご案内

営業時間 10:00~16:00 土曜日、日曜日のみ開館 (但し年末年始など休館あり)

所在地 横浜市神奈川区栄町6-1 ヨコハマポートサイド ロア参番館1F-2

宮川香山 眞葛ミュージアム
書籍のご案内
「世界に愛されたやきもの MAKUZU WARE 眞葛焼 初代宮川香山作品集」神奈川新聞社より発売中
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