
今年のGWはいかがお過ごしですか?
昨日は「端午の節句」だったので、菖蒲湯に入りました。
厄払いの意味があるので、毎年入っています。束ねた菖蒲の香りでリラックスできました。血行促進、肩こりや腰痛予防にも効果があるそうです。
都筑民家園で、4月29日(土)〜5月5日(金)まで鯉のぼりと五月人形が展示されると知り、見に行きました。
鯉のぼりが優雅に泳いでいるというより、餌に群がっているかのようでした。この中には、金太郎がしがみついている鯉もいました。金太郎が自分より大きい鯉を捕まえた伝説をもとにしていて、江戸時代より「立身出世」や「たくましく健康に」との願いが込められています。


都筑民家園の室内には、大きな鯉のぼりの他に、鎧、兜、幟旗、大将飾り、鐘馗様、凧絵などが飾られていました。
どこから見ても迫力のある展示方法で、見ていてワクワクしました。
軒菖蒲も飾られていました。軒菖蒲とは、軒に菖蒲の葉と蓬を飾る習慣のことです。旧暦の5月は雨期にあたり、悪病のはやる時期でした。香り高い菖蒲や蓬は邪気を祓う力があると考えられ、家々の軒端に飾りました。

「大将飾り」
中央の大将は鎧の紋が「五七の銅」であるこたから秀吉を模したと見られます。兵(槍持ち武将)と旗持ちとのセットが定番です。
このような「大将飾り」は、初めて見ました。写真右側の旗持ちの人は、おどけた顔をしていて目が釘付けになりました。風が強かったため帽子が外れて、よりお茶目に見えました。桜、菖蒲、つくし、青い鳥などが描かれた屏風も素敵でした。

「鐘馗」
中国に伝わる神様。日本では平安末期からみられます。図像を飾ることで疫病除け・魔除けの効果があるとされています。右手に破魔の剣を持ち、左手で八苦を抑え、周囲をにらむ怖い表情で邪気を祓います。
右側の丸い物は、邪気祓い、厄除けのため端午の節句に掛ける「薬玉」です。写真には写っていませんが、鐘馗様の両側に、雛人形にいる右大臣と左大臣が飾られていました。鐘馗様とセットで飾る物なのでしょうか?獅子に乗った絵は、見たことがありますが…。宮川香山作 青磁の鐘馗様も獅子に乗っています。

「置物 青磁鐘馗」1916(大正5)年

本日のお花は、スイートピー、ツルバラ、ヒラカンサです。
可愛らしいピンク色のツルバラですね。スイートピーは2週間程早く満開になったそうです。
ヒラカンサは、秋には赤い実をつけると教えていただきました。
スタッフO