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Fat Lava

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先日、たまプラーザテラスへ行き、ふらっと入ったbeams(ビーミング ライフストア)で、花瓶数点が目に止まりました。
これはどこの花瓶なんだろう?と見ていると、店員の方がいらして「11/3(木)〜11/13(日)までFat Lava(ファットラヴァ)の展示販売会を開催します。花瓶が100点程揃います。」と教えていただきました。
Fat Lavaとは何ですか?と伺うと、「1950年〜1970年代に、主に西ドイツで製造されていた陶磁器のことです。」と。

その日は、チラシだけいただき帰宅しましたが、なぜかすごく気になり、翌日、再びお店へ行きました。
ずらりと並ぶ作品は、色鮮やかで、テイストの違うものが多く驚きました。
メーカーによって表情が様々で個性的なのが魅力とのこと。
Fat Lavaのメーカーの多くは廃業していて、現在はこのような作品は作られていないと教えていただきました。

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こちらの作品に一目惚れをして購入しました。
当時の西ドイツで、最も有名なメーカーのひとつ、Scheurich(シューリッヒ)の作品だそうです。
鮮やかな赤の釉薬に目が留まりますが、その上下の独特な色合いの釉薬がとても美しく、見惚れてしまいます。
お花を生けなくても、花瓶を飾っておくだけで存在感があります。

花瓶の底を見ると、W.GERMANY 213-20と刻印されています。
これは、製造国・型番(花瓶のデザイン)・花瓶の高さが刻印されているそうです。この花瓶は、西ドイツ製で、型番213、高さ20㎝ということになりますね。
これだけ多くのFat Lavaが一堂に集まるのは、珍しいそうですので、お勧めです。


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重要文化財 「褐釉蟹貼付台付鉢」
初代宮川香山 明治14年(1881)

眞葛ミュージアムにお越しいただいたお客様に「大きな蟹の付いた作品はどこで見られるの?」とご質問いただきました。
こちらの作品は、重要文化財で東京国立博物館にあり、常設展に時々展示されますとお伝えしました。
(上の写真は、2018年の常設展で撮影したものです。)
先日、TV番組「日曜美術館」で国宝 東京国立博物館のすべてを放送していたので、見ていると、この展覧会に重要文化財 初代宮川香山「褐釉蟹貼付台付鉢」が展示されていることが分かりました。
東京国立博物館で12月11日(日)まで開催しています。


スタッフO
ミュージアムのご案内

営業時間 10:00~16:00 土曜日、日曜日のみ開館 (但し年末年始など休館あり)

所在地 横浜市神奈川区栄町6-1 ヨコハマポートサイド ロア参番館1F-2

宮川香山 眞葛ミュージアム
書籍のご案内
「世界に愛されたやきもの MAKUZU WARE 眞葛焼 初代宮川香山作品集」神奈川新聞社より発売中
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