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みかえり阿弥陀

こんにちは。早いもので、9月に入りましたね。
既に、来年のカレンダーや手帳が出始めて、驚きました。

眞葛ミュージアムは、土・日の10時〜16時の開館となります。
ご予約の必要はございませんので、直接ミュージアムにお越しください。
9月末まで「かながわ旅割」もご利用いただけます。
皆さまのお越しをスタッフ一同お待ちしております。

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京都市東山にある永観堂は、平安初期に弘法大師の弟子の真紹僧都が、
藤原関雄の別荘を譲り受けたのが始まりとされています。建物やお庭が豪華でした。紅葉が有名なお寺で、秋には3000本のモミジが境内を真っ赤に染め上げるそうです。

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阿弥陀堂へ向かう回廊を左へ進むと、開山堂へ続く急な階段が見えてきます。山の斜面にそって建てられた木造廊下で、釘を一本も使わず、組木で造られています。龍が体をうねらせているように見えることから「臥龍廊(がりゅうろう)」と呼ばれています。
臥龍廊から開山堂へ続く廻廊沿いの青モミジも美しかったです。

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阿弥陀如来立像(みかえり阿弥陀) 像高77㎝
重要文化財 平安後期〜鎌倉前期
永観堂パンフレットより

永観堂のご本尊 阿弥陀如来立像は、全国でも珍しい姿勢を取っています。
体は正面に向け、左側後方を振り返っているので「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。
「自分より遅れる者たちを待つ姿勢」「思いやり深く周囲をみつめる姿勢」「愛や情をかける姿勢」といった解釈がされています。
阿弥陀堂の正面からだけではなく、部屋に入り右側へ回ると、阿弥陀如来立像の正面のお顔も拝むことができます。思っていたよりも小ぶりですが、端正でとても穏やかなお顔をされていました。

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永観堂には「三鈷の松(さんこのまつ)」と呼ばれる松があります。
普通の松葉は二本ですが、この松葉は三本に分かれていて、長さが30㎝程あります。この松葉を丸めてお守りにすると「智慧、慈悲、真心」三つの福を授かるといわれているそうです。
こちらを永観堂の売店横で見つけ、いただきました。


スタッフO
ミュージアムのご案内

営業時間 10:00~16:00 土曜日、日曜日のみ開館 (但し年末年始など休館あり)

所在地 横浜市神奈川区栄町6-1 ヨコハマポートサイド ロア参番館1F-2

宮川香山 眞葛ミュージアム
書籍のご案内
「世界に愛されたやきもの MAKUZU WARE 眞葛焼 初代宮川香山作品集」神奈川新聞社より発売中
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