
東大寺 南大門 金剛力士立像の阿形像と吽形像は向き合っています。
像高は約8.4mあり、それぞれ約3000個の部材から成る寄木造りで作られています。
阿形像は運慶と快慶が、吽形像は定覚、湛慶が小仏師13人を率いて、わずか69日間で造像されたというから、驚きです。
阿形像の前にちょこんと鹿が座っていました。比較するとその大きさに圧倒されました。

南大門と大仏殿を見た後に、二月堂裏参道を歩き、二月堂へ向かいました。
風情のある石畳と茶色の瓦土塀が続き、のどかな雰囲気でした。


二月堂からは奈良の街並みが見渡せて、とても美しかったです。ここから眺める夕日も綺麗なのだそうです。
二月堂 北西方の欄干が凸凹しています。修二会(お水取り)の際に、童子が火のついた巨大な松明を置き、回転させる場所なので、このように凹凸になるそうです。昔、お水取りを見に行き、雪が散らつく中、凍えつつお松明の火の粉を浴びたことを思い出しました。

こちらは、一番行きたかった三月堂(法華堂)です。東大寺最古の建造物で、奈良時代の正堂(左側)と鎌倉時代の礼堂(右側)を合体させ、一つの屋根の下におさめた独特の形式をしています。
堂内の仏像は全て国宝で、本尊不空羂索観音菩薩を中心に、梵天と帝釈天、四天王、阿吽の金剛力士が並びます。
全て像高3m以上あり、迫力があります。三月堂に入ると空気がガラっと変わり、感動しました。
東大寺へいらっしゃる際は、大仏殿だけではなく、ぜひ三月堂へ!
三月堂を後にして、大仏殿方面へ階段を降りる途中に出会った鹿です。
可愛いね〜。と声を掛けると、こんなに近くまで寄って来てくれました。

7月23日(土)〜9月19日(月・祝)まで、京都市京セラ美術館で
「綺羅めく京の明治美術-世界が驚いた帝室技芸員の神業」が開催中です。
こちらに、初代宮川香山の重要文化財「褐釉蟹貼付台付鉢」などが展示されています。お近くにお住まいの方は、お勧めの展覧会です。
http://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20220723-20220919
スタッフO