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弘明寺

先日、横浜市内で最古とされるお寺の弘明寺へ行きました。
横浜市営地下鉄の弘明寺駅から弘明寺かんのん通り商店街を真っ直ぐ抜けると弘明寺があります。
金剛力士像がいる仁王門をくぐり石段を登ると、本堂が見えてきます。

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拝観料500円を納めると、五色紐とパンフレットをいただけて、厨子の目の前で十一面観音菩薩立像を見ることができました。
こちらの十一面観音菩薩立像は、今春、横浜市歴史博物館で開催された「よこはまの仏像」展に展示されていました。とても穏やかな表情が素敵で、横浜市歴史博物館で見た時よりも神々しかったです。

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十一面観音菩薩立像 横浜市歴史博物館
「よこはまの仏像-しられざるみほとけたち」フォトカードより

本尊の木造十一面観音立像は、関東に遺る鉈(なた)彫りの典型的な作例として有名なものです。
像高181.7㎝、ケヤキ材、丸彫り・一木造り、平安時代の作。造形はかなり荒々しく、かつ粗略なもので、一見未完成のような印象を受けますが、全身にわたって丸のみの痕を規則的に横縞目に残しており、顔面は肉身や着衣に比べ、極め細かく入念に整えられています。-弘明寺解説文より-

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十一面観音菩薩立像の右手から繋がった五色紐は、本堂の外まで伸びており、その紐に触れてお参りすることで、十一面観音菩薩立像と縁を繋ぐことができるそうです。

厨子の横のガラスケースに、初代宮川香山が作った弘明寺の十一面観音菩薩立像を模して作られた像を発見し、大興奮しました!
『国賓記念 大正五年七月十日 初代七十五翁香山 遺作 二代眞葛香山』と書かれた二代香山の箱書きも展示されていました。

弘明寺に展示されていた宮川香山作の十一面観音菩薩立像と同じ作品が吉兆庵美術館の作品集に載っていました。

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初代宮川香山「十一面観音像」 径163㎜ 高425㎜ 大正時代
吉兆庵美術館所蔵 吉兆庵美術館作品集より

この十一面観音像は、横浜市にある弘明寺の木造の本尊を写している。この観音像が国の重要文化財に指定された大正4年に、香山は地元の歴史的建造物を称え、記念して作られた像である。翌年に香山は亡くなっているので、遺作となる仏像である。-吉兆庵美術館作品集より-

以前、この作品と同じ物が「なんでも鑑定団」に登場したそうです。
「国の重要文化財に指定されたことを祝って、初代香山がこれを3体作ったと言われている。」と書かれていました。
ぜひ、弘明寺で十一面観音菩薩立像をご覧ください。感動します!


スタッフO
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所在地 横浜市神奈川区栄町6-1 ヨコハマポートサイド ロア参番館1F-2

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「世界に愛されたやきもの MAKUZU WARE 眞葛焼 初代宮川香山作品集」神奈川新聞社より発売中
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